オウンドメディアが伸びないとき最初に見るべき数字は何か

OWNED MEDIA ANALYTICS

オウンドメディアが伸びないとき
最初に見るべき数字は何か

「記事は出しているのに、なかなか伸びない」
「アクセスは少しあるが、成果につながっている実感がない」
「結局、どの数字から見ればいいのか分からない」

オウンドメディアが伸び悩むとき、アクセス数だけを見て不安になる会社は少なくありません。
ただし、本当に大切なのは、数字をたくさん並べることではなく、
どこに問題があるのかを切り分けられる数字から順番に見ることです。

この記事では、オウンドメディアが伸びないと感じたときに、
最初に確認したい数字と、その数字から何を判断すべきかをやさしく整理して解説します。

POINT 1

最初はPV総数だけ見ない

全体PVだけでは、記事が見つかっていないのか、読まれていないのか、成果につながっていないのかが分かりません。

POINT 2

まずは流入の入口を確認する

検索表示、クリック、流入記事の偏りを見ると、どこで詰まっているかが見えやすくなります。

POINT 3

成果に近い数字までつなげて見る

流入があっても問い合わせにつながらなければ改善点は別にあります。入口からCVまで流れで見ることが大切です。

まず結論|最初に見るべきなのは「自然検索でどの記事にどれだけ入っているか」です

オウンドメディアが伸びないとき、最初に見るべきなのは、
サイト全体のPV総数よりも、自然検索から流入している記事の数と偏りです。
なぜなら、成果が出るメディアは、まず「読まれる入口」が作れているからです。

もし自然検索流入がほとんどないなら、記事設計や検索意図、タイトル、テーマ選定に課題がある可能性があります。
逆に流入はあるのに成果が弱いなら、導線やCTA、記事内容の設計を見直すべきです。

入口が弱いのか

検索で表示されていない、またはクリックされていない状態です。

記事が弱いのか

流入はあるが、すぐ離脱される、別記事に進まない状態です。

導線が弱いのか

読まれていても、問い合わせや資料請求などの行動につながっていない状態です。

最初に確認したい数字5つ

この順番で見ると、どこで伸びが止まっているかを把握しやすくなります。

数字 1
自然検索流入数。まずは検索経由でどの記事にアクセスが入っているかを確認します。
数字 2
検索表示回数。そもそも検索結果に出ているかを見ます。表示が少ないならテーマや検索意図の設計を見直します。
数字 3
CTR。表示はあるのにクリックされないなら、タイトルやディスクリプションの弱さが考えられます。
数字 4
平均掲載順位。狙ったテーマで上位に届いていないなら、記事の中身や競合性の見直しが必要です。
数字 5
CTAクリック数や問い合わせ率。流入後に行動が起きているかを見ます。ここが弱いなら導線設計の改善が必要です。

数字ごとに分かること

1. 表示回数が少ない

テーマが検索需要と合っていない、または検索意図に対して記事設計がずれている可能性があります。

2. 表示はあるがCTRが低い

タイトルの付け方や、検索結果での見え方が弱い可能性があります。読みたい理由が伝わっていない状態です。

3. クリックはあるが順位が低い

テーマによっては競合が強すぎる可能性があります。狙うキーワードの粒度や構成の深さを見直します。

4. 流入はあるがCVしない

記事の内容とCTAの位置、導線先の訴求、内部リンク設計に課題がある可能性があります。

最初の判断軸

  • 見つかっているか
  • クリックされているか
  • 読まれているか
  • 行動につながっているか

数字は多く見るほど良いのではなく、原因を切り分けられる順番で見ることが大切です。

まず見るべきではない数字

参考にはなるものの、最初の原因分析には向かない数字もあります。

注意 1
サイト全体のPVだけ。全体数字では、どの記事が機能していないかが分かりません。
注意 2
SNSの一時的な流入。短期的な波は見えても、検索資産としての状態は判断しにくいことがあります。
注意 3
滞在時間だけ。長いから良い、短いから悪いと単純には判断できず、記事の役割によって意味が変わります。
注意 4
フォロワー数やいいね数。ブランド認知の参考にはなりますが、オウンドメディアの検索改善とは別軸です。

数字の見方をシンプルに整理するとこうなります

複雑に見えても、実際は「入口→記事→行動」の3段階で考えると分かりやすくなります。

1

入口を見る

検索表示回数、CTR、平均順位を確認し、そもそも見つかりクリックされる状態かを判断します。

2

記事を見る

流入がある記事に偏りがないか、直帰が多すぎないか、内部リンクが機能しているかを見ます。

3

行動を見る

CTAクリック、資料請求、問い合わせなど、成果につながる行動が起きているかを確認します。

4

詰まっている箇所だけ直す

全部を一気に変えるのではなく、数字が悪い段階だけを改善した方が、運用は安定しやすくなります。

よくある伸び悩みパターン

数字を見ると、次のようなパターンに分かれることが多いです。

□ 記事数は増えたが、検索流入がほとんど増えていない
□ 表示回数はあるが、CTRが低くクリックされない
□ 流入はあるが、問い合わせや資料請求につながらない
□ 一部の記事だけ読まれ、他の記事がほとんど機能していない
□ そもそも狙うテーマが商談やサービス導線とつながっていない

改善の打ち手を数字ごとに分ける

原因に合わない改善をしても伸びにくいため、打ち手も分けて考えることが大切です。

状態
見直すポイント
打ち手例
表示が少ない
テーマ選定、検索意図、記事の方向性
よくある質問に寄せる、競合が強すぎるテーマを避ける
CTRが低い
タイトル、見出し、検索結果での訴求
悩みを明確に入れる、比較軸や結論を分かりやすくする
流入はあるがCVしない
CTA、導線、内部リンク、サービス訴求
CTA位置を増やす、比較記事やサービスページへ自然につなげる
記事ごとの差が大きい
テーマのばらつき、カテゴリ設計、優先順位
伸びた記事の周辺テーマを増やし、勝ち筋に寄せる

毎月の確認で十分なチェック項目

最初から細かく追いすぎず、このくらいに絞ると運用しやすくなります。

□ 自然検索流入がある記事は何本あるか
□ 表示回数が増えている記事はどれか
□ CTRが低い記事はどれか
□ 問い合わせやCTAクリックにつながる記事はどれか
□ 次月に改善する記事を3本に絞れているか

よくある質問

オウンドメディアの数字を見るときに、よくある疑問を整理しました。

Q. まずPVだけ見れば十分ではないですか?

十分ではありません。PVだけでは原因が分からず、テーマが悪いのか、タイトルが弱いのか、導線が弱いのかを切り分けにくいからです。

Q. どの数字を最優先で見るべきですか?

最優先は、自然検索でどの記事に流入しているかです。そこを起点に、表示回数、CTR、順位、CVの順で見ると原因を追いやすくなります。

Q. 流入が少ないときは記事数を増やせばいいですか?

必ずしもそうではありません。記事数を増やす前に、今ある記事が検索意図に合っているか、勝てるテーマを選べているかを確認する方が先です。

Q. 数字が悪い記事は全部直すべきですか?

全部を一気に直すより、影響が大きい記事から優先順位をつけて改善する方が現実的です。まずは3本程度に絞るのがおすすめです。

数字を見ても改善ポイントが分からない方へ

オウンドメディアは、数字をたくさん見ることよりも、
どの順番で見て、どこを改善するかを整理できることが大切です。
自社メディアの伸び悩みを整理したい方は、ぜひご相談ください。